モンテッソーリ教育って?


 モンテッソーリ教育について、「特徴」「育つ力」「マリア・モンテッソーリ」「モンテッソーリ教育を受けた著名人」の4つの視点からご紹介します。

特徴

モンテッソーリ教育には、次のような特徴があります。

 

1.教師主導ではなく、子どもが主体。子ども自身がやりたいことを選んでおこなう。

 

2.手作業を重視している。具体物を操作することで理解を促し、使える器用な手を育てる。

 

3.実物や模型等の具体物から導入し、文字等の抽象へと導いていく。

 

4.すべての分野をつなげながら学ぶ。

 

5.最終目標は平和な世界の実現。お互いを生かすことのできる調和のとれた平和 な世界を作るために、個々に自分の使命を見つけ果たしていく人間を育てる。



育つ力

モンテッソーリ教育では、自分のやりたいことを主体的にじっくり取り組めるため、次のような力が育ちます。

 

1.自主性積極性が身につく

2.探究心集中力が養われる

3.想像力創造力思考力が養われる

4.情緒が安定し、思いやりが身につく

5.自己肯定感が高まる

 

 これらの力を高めることが、

 『自分の人生を自分らしく イキイキと生きていく力』

 につながります。



マリア・モンテッソーリ

 モンテッソーリ教育の生みの親であるマリア・モンテッソーリはイタリア初の女性医師です。障害児の教育や子どもの家での実践を通し、子どもの発達に合わせた教具を開発し、知能の発達や人格形成に大きな成果を上げました。

 モンテッソーリが大切にしたのは、子どもを一人の人格として尊重し、発達のために何が必要かを繰り返し観察したことです。

 そうした観察の中で、「子どもにはある特定の事柄に対して強い感受性が現れる時期(敏感期)があり、特定の事柄をいとも簡単に吸収する」ということや、「子どもには教えられてではなく、自分で自立・発達していこうとする力(自己教育力)がある」ということを発見しました。こうして発達や敏感期に合わせた教具を開発し、その実践を通して編み出されたのがモンテッソーリ教育です。

 こうした「敏感期」や「自己教育力」は時代の変化に合わせて変わるものではなく、いつの時代も変わらず子どもの中に現れます。つまり、モンテッソーリ教育は人間の発達に即した理にかなった教育法だということができます。それがモンテッソーリ教育が100年以上たった今でも世界中で支持されている理由の一つではないでしょうか。

 



モンテッソーリ教育を受けた著名人

◎藤井聡太(棋士)

◎ラリー・ページ(Google創始者)

◎セルゲイ・ブリン(Google創始者)

◎ジェフ・べゾス(Amazon創始者)

◎マーク・ザッカーバーグ(Facebook創始者)

◎バラク・オバマ(元米国大統領)

◎英国王室王子